工芸工房運営改善支援事業 県外研修(京都)へ

かめおか霧テラスにて

【工芸工房運営改善支援事業 県外研修(京都)】

12月13日〜15日の3日間
工芸工房運営改善支援事業の研修で京都に行ってきました。
この事業では、工房運営援事業ということで
個別でのコンサルがメインでそれぞれの問題に合わせて
専門家を交えながら改善に向かっていくというものです。
全体で京都へ研修に行きました。
京都では、1日目2日はCOS KYOTOの北林功さんのコーディネートで
工房のお話を伺ったり実際訪問させていただいたりというもの。
ものが作られたそのものだけの機能面だけの価値のみではなく
文化的・思い・体験から得られる価値がこれからのものづくりには
重要だということを感じました。
佐藤喜代松商店の佐藤貴彦さんの漆の高い技術を持ってどこにお役に立てるだろうか、
企業等との開発などのお話
仏師の三浦耀山さんの新参者は参入しにくいというところから発信をしていこう、
ドローン仏(空飛ぶ仏様を再現)、これが話題にもなり問い合わせが増え
体験教室も参加者も増えるなど取り組みのお話

COS KYOTO 北林功さん
佐藤喜代松商店 佐藤貴彦さん
仏師 三浦耀山さん

2日目は、亀岡無くして京都は語れないといわれる所以を保津峡の始点ののポイントや
出雲大神宮を訪ねました。文化的風景、京都出身でありながら
ほとんど亀岡のことは知らなかったのでその部分を聞くともっとぐっと
この土地や風土でものづくりされているということも興味深くなりました。

保津峡の始点
出雲大神宮
出雲大神宮、御神体


京すだれ川崎さんを訪問、昨年も訪問させていただき、材料のお話や経営的な挑戦、
特に海外へ挑戦されていくお話、今もなおどんどんチャレンジされており
目線が広く向いておられることも見習いたいポイントでした。
こちらでも発信の大切さのお話も印象的でした。
楽焼の松楽、佐々木さん、茶道の千利休が考案したという楽焼、
このお茶の文化を伝えながらその価値を発信、海外のお客様が多いとのこと
ステキな空間の中お話を伺うと
こんなにもお話が入ってしまうのかということも体験させていただきました。
帰り際、朝保津峡を間近に見たものを山々の連なりと亀岡の盆地を臨む
かめおか霧テラスから俯瞰する形で眺めて1日のいろいろを思い出しながら
亀岡の町を眺めました。

京すだれ川崎 川崎音次さん
古い簾の修復作業
楽焼 松楽 佐々木大和さん

3日目は、いとへんuniverseという
ものづくりの職人さんとライターさんのグループの一員の
ライターの白須美紀さんから伝えるという部分についてのお話を伺いました。
私は、もともといろいろ環境柄お話しいただいたことはやっていたのですが
ごちゃごちゃしていること
整理しなきゃと思っているところでもあり
白須さんのお話は具体例を交えてお話いただきました。
みなさんいちばんの気になるところだったかも、とても質問が多いところでした。

3日間、2回目にお会いする他の研修に来られている工房の方達ですが
前からお友達だったかくらい
自分の事業をよくしたいという同じ思いの下ですので
みなさんとも移動中、ごはんの時などお話できたこともとても大きかったです。

今回参加の皆さんで

すでに帰ってきてから2日、
整理をしつつ、普段の生活に混ざりながらまだまだあたふたしていますが
この学びをもとに次を考えていきたいと思います。

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profile

東江典子 (あがりえのりこ)
京都出身 沖縄在住
沖縄の本家の長男嫁、四姉妹の母
お料理をつくるように草木染めをしています
学生の時は打楽器専門
沖縄民謡大好きで聴く専門から唄三線もします

「草木染め まま工房」主宰
 草木染めと紅型染めをしています
傍らweb制作・デザインを行なっています

web制作のポートフォリオを作りました 2022年12月作成
(少しずつ追加しています)
https://norikoagarie.github.io/norikoagarie_portfolio/